シコウノイッタン

落語や社会、本など、偏見だらけの話をつらつらと

【書評】『凍りの掌 シベリア抑留記』おざわゆき~漫画の役割とは~

凍りの掌 シベリア抑留記(1) (BE・LOVEコミックス) 作者: おざわゆき 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/07/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 以前、シベリア抑留を経験したおじいちゃんの動画を作りました(宣伝)。 【備忘録】「シ…

【雑記】「カイシャの評判」というサイトの疑わしさ〜話は半分に聞いておけ〜

転職サイトを覗くのが趣味です。月曜日はエン転職、火曜日はマイナビ転職、水曜日はリクナビネクスト、木曜日はエン転職、金曜日はマイナビとリクナビ。 もっぱら見るだけですが、もちろん、「あわよくば」という気持ちがないわけでもありません。ただどのサ…

【雑記】セクハラな人々2~狛江市長の迷記者会見~

www.youtube.com 見ました。危機対応のモデルとして後学のために見ました。結論をいうと、グズグズです。 アキレス腱さらしまくりの記者会見 高橋狛江市長は、マスコミの問いに対して、一応、考えながら発言していた印象を受けました。ところどころ、ピント…

【仮説】セクハラな人々~酔眼は笑わない~

セクハラ問題が盛り上がっています。強烈なインパクトを残したのは、やはりTOKIOの山口メンバーだったり、財務省の福田淳一(前)次官でしょうね。この方々に関しては食傷気味な方も多いでしょう。 個人的に動向が気になる二人 私が個人的にこれからどう…

【寸評】その2 『幻の動物王国 悪い奴ほど裏切らない』―現代の人間の消え方「狂ってるのはどっちだ?」―

【とんでもない映画を見てしまった】 『平成ジレンマ』に引き続き、これまたとんでもない映画である。この映画は、千葉の某地域に住む、棄てられた動物たちをとにかく保護しまくる御仁のハナシである。ここに綴る言葉は、映像の前ではすべて霞むものである。…

【寸評】『平成ジレンマ』ータブーを超えてみたけどもー

現代社会の「タブー」には、どこか蠱惑的な響きがある。禁じられた人間の本能への挑戦とでも言おうか。 タブー (taboo) とは、もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行…

【書評】『哲学の最新キーワードを読む-「私」と社会をつなぐ知』小川仁志 –現代社会を取り巻く12のキーワード-

哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知 (講談社現代新書) 作者: 小川仁志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/02/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 公共哲学とは何か? なぜ今、考えなくてはいけないのか? 読みました…

【書評】『世界神話学入門』後藤明~どうして世界の神話は似てくるのか?~

世界神話学入門 (講談社現代新書) 作者: 後藤明 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/12/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 読みました。 世界各地に散らばる神話の異聞を比較していくと、さまざまな共通項が浮かびあがります。時…

【雑記】『夜と霧』読書会@ダーウィンルーム DARWIN ROOM(下北沢)

行ってきました。下北沢ダーウィンルーム DARWIN ROOM。 DARWIN ROOM落語会などは何回か足を運んでいるのですが、読書会は初めてです。多少臆するところはあったのですが、何度も読んでいる『夜と霧』なので、他の方がどういう読み方をしているのか気になり…

【備忘録】土器×VR動画を作ったときのはなし~かわいいは正義~

youtu.be 作りました。個人的な備忘録として。郷土資料室からは、毎度毎度、企画展示の度に、「プロモーションムービーを作ってくれ」と言われます。今回もまぁその流れで作ったのですが、直前に、3ヶ月間、精魂を傾けて、シベリア抑留体験者の証言記録映像…

【書評】『それでも人生にイエスと言う』V・E・フランクル~君たちはどう生きるか~

それでも人生にイエスと言う 作者: V.E.フランクル,山田邦男,松田美佳 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 1993/12/25 メディア: 単行本 購入: 17人 クリック: 109回 この商品を含むブログ (92件) を見る 読みました。最近、『君たちはどう生きるか』が流行っ…

【雑記】森友問題を通じて、民主主義が新しいフェイズに入った

headlines.yahoo.co.jp政治、というか民主主義が揺れています。このことについて、(外野である私が)ことの真偽、良い悪いを論じることはできませんが、まぁえらい事になったなぁと思っています。ただ、感じたことを少しだけ、記します。 ①国が行政文書の書…

【雑記】ホワイトデー・バレンタインデーが義務チョコ(モースの贈与論)

今週のお題「ホワイトデー」私は若干コミュ障の気があるのか、、職場の関係をうまく築くのはあんまり上手ではありません。人見知りっていうと、聞こえは若干良くなりますが。 バレンタインデーは義務チョコだ さて、そんな私でも毎年バレンタインデーには「…

 【書評】『豊かさとは何か』暉峻淑子 〜短め、書き散らし〜

豊かさとは何か (岩波新書) 作者: 暉峻淑子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1989/09/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (29件) を見る 読みました。といっても少し前に読んだので、忘れているところもありますが、良書で…

【書評】「今の科学でここまでわかった 世界の謎99 」〜逆にわからなくなる、不思議な読書体験〜

今の科学でここまでわかった 世界の謎99 (ナショナル ジオグラフィック 別冊) 作者: ナショナルジオグラフィック 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社 発売日: 2018/01/29 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 読みました。私は「ム…

【雑記】あまり気づかれないけど、ショッピングセンターが作り出す快適な買い物環境

昔の話ですが、ルミネに入っているある店舗で働いていたことがありました。それまでは、某アウトレットの店舗で働いていまして、異動を機にルミネ店で勤務しました。ルミネというのは、若者向けの館(アパレルの人は建物をそう呼ぶ)の割に、働く側に非常に…

【備忘録】「シベリア抑留を経験したおじいちゃんの記録映像を作った」ときの話

『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』〈福生市制作:記憶のアーカイブプロジェクト〉 youtu.be ただの備忘録で文章の形を成さないと思いますが、表題の通り、映像を作りました。その際に、とてもたくさんのことを感じ、考えました…

【雑記】公務員の異動を巡るアレコレ

公務員っていっても、自治体職員ですが、割と頻繁に異動があります。 だいたい3,4年に1回。 一応異動が多い理由は、ゼネラリスト志向というのがあるようですが、建前だと思います。公務員の仕事はルーティンが多いので、すぐに飽きちゃうんですね。それを防…

【書評】『不平等論』ハリー・G・フランクファー卜 〜他人の定規で生きていないか?〜

不平等論: 格差は悪なのか? (単行本) 作者: ハリー・G.フランクファート,Harry G. Frankfurt,山形浩生 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/09/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る 読みました。やや言い回しは難解なものの、言って…

残業100時間しても

夢を見た。 電車で昔の上司にあったのだ。私は昔、雑誌の編集プロダクションで働いていた。 業界の常だろうが、残業は毎月100時間を越え、給料もバイトより安いという、今で言うブラック企業であった。おまけに人間関係も厳しく、人が毎月一人辞めていくとい…

「楽しむための万人性のパラドクス」

headlines.yahoo.co.jp 「楽しむための万人性のパラドクス」と私が勝手に名づけている事象があります。「楽しむ」、という領域のプロダクトにおいて、「万人」のために何かを作ることは、かえって「万人のためにならない」という事象です。公園を例に挙げま…

【落語】「甲府い」あらすじ

私、「甲府い」という話が好きなんです。高座でかかっているのは未だ見たことがありませんが、古今亭志ん朝師の「甲府い」は何度も見ます。 youtu.beこの噺が好きな理由は、とても爽やかだからです。余韻がとてもいい。「男はつらいよ」は、最後に寅さんが旅…

【書評】『忘れられた日本人』宮本常一 ~日本人のタイムライン〜

忘れられた日本人 (岩波文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1984/05/16 メディア: 文庫 購入: 49人 クリック: 366回 この商品を含むブログ (218件) を見る 近所に、「クラリスブックス」っていう素敵な古本屋があるんです。 東京 下北…

【落語の話】落語を鑑賞するときに気をつけたいマナー

http://temita.jp/twitter/56412寄席にはたくさんの人がいるので、鑑賞のマナーについてイライラしてしまうこともあるのですが、概ね上記リンクの通りだと思います。老人会だろうか。 集団で座っている高齢の方などは特に私語がうるさいことが多い気がします…

【書評】『日本軍兵士ーアジア・太平洋戦争の現実』〜排除された現実〜

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 作者: 吉田裕 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/12/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 読みました。良書だと思います。私は、今、戦争体験者の記録映像を制作しているので、…

体罰のない世界

www.huffingtonpost.jp 体罰のない世界を考える 私の好きな角界も含め部活動の場など、体罰について色々と議論がされています(上のリンクはそんなに意味がなく、なんとなく貼っているだけです)。体罰について「良い・悪い」の二元論で話をするとなると、もう…

「高齢者の暴力増」というよりも「社会全体のモラル減」

高齢者による暴力事件が増えているようです。ですが、この事象は「高齢者」というよりも「社会全体のモラル減」という観点から見るべきだと思っています。

【落語のハナシ】平成29年12月19日 立川談笑一門会 於 武蔵野公会堂

平成29年12月19日に吉祥寺、武蔵野公会堂で開催された「立川談笑一門会」の記録。

イノベーション、イノベーションうるさいんだよ。

headlines.yahoo.co.jp 仕事柄、まちづくりとか、コミュニティビジネスとか、そういうものに関わっている人とお話する機会が結構あります。その中で、たまに「イノベーション起こそうよ」みたいな軽口を叩く人がいるんですが、そういう人は苦手です。その発…

【書評】『科学者と戦争』池内了 ~科学者と平和とは~

科学者と戦争 (岩波新書) 作者: 池内了 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/06/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 読みました。日本の軍学共同研究化が進みつつあることへの警鐘を鳴らす本です。著者は科学の持つ力(使い方を誤れば…