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素人と落語と書評

落語や社会のはなしなど、つらつらと

「素人、笑点を語る」

笑点の功罪

ほとんどの落語素人にとって、落語家=笑点、みたいなくくりをする方もいるのではないかと思います。

言わずと知れた人気長寿番組。

「山田くん、座布団もってちゃいなさい」

なんてセリフとともに繰り広げられる大喜利のドタバタは、日曜の夜、月曜日が憂鬱で憂鬱でたまらない諸兄にとって一服の清涼剤であるはず。

 

ところが、寄席に行くと、大喜利なんてやってない。

少なくとも私は見たことがありません。

 

あれはやっぱりテレビ用の演出というか、落語家の広報活動の一貫なのではないかと考えるわけです。

それと、15分に一回、CMを入れなくてはいけないテレビの宿命か、一つの話に15分以上はおおよそかかる落語のスタイルはマッチしないわけですね。

大ネタなんて1時間を超えてしまいますしね。

 

そんな訳で仕方なく、あの尺でもできる大喜利をやるわけですが、あれを見ると落語好きの人間から言わせれば非常にもったいないと感じるわけです。

なんってっても、画面には大御所がづらりと顔を揃えてますからね。

大喜利ではなく、大ネタが見たいと思ってしまうのです。

歌丸さんだって体調悪いのをおしているわけですから。

(余談ですが、一度歌丸師匠を東京駅でお見かけしましたが、終始車いすで移動をされていました。あまり体調がよろしくないのは事実のようです)

 

ともあれ、あの番組はある意味、落語家の本来持つ、所作の美しさ、芸事の見事さ、などを排し、彼らのコミカルさのみにフォーカスを当てている番組なわけです。

正直、良い点と悪い点があり、モヤモヤしてしまいますね。ええ。

 

今は、ネタをやる番組はBSで、朝5時からの番組しかないそうです。

事情にマッチしないのは分かるのですが、大衆芸能である以上、どこかでネタを披露できる番組を作ってみらいたいものです。

 

以上、「素人、笑点を語る」でした。