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ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか?【感想】

 

ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか:質を高めるメカニズム

ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか:質を高めるメカニズム

 

 なかなか面白い本で、ドイツのエアランゲン市というまちが、いかに素晴らしいかを紹介する本です。

同社の「ポートランドー世界で1番住みたい街をつくる」と、まぁ似てるような気がします。というか、街の性質そのものに近いところがあるような気がします。

 

要は、住んでる人が、その街を好きなんですね、エアランゲンにしてもポートランドにしても(ほんとはもっといろいろ要素がありますが)。

ちなみに、私はポートランドには行き、現地を見てきて、その空気感をなんとなく味わってきました。

 

一方で、日本人は、住んでるとことかに本当に興味がないような印象を受けます。

生まれ育った街には愛着を持ってるのかもしれませんが、基本、「想い」の範疇を出ませんね。愛着を持つだけで、特には何もしない、まさに観念で終わってしまうのが日本人スタンダード。

(想いが歪な形に顕在化したふるさと納税というシステムは、逆に日本人の物質主義、というか節操のなさを良く表していると思います。)

日本人のこの辺の現金さみたいなものは、一体どこで道を誤ったのだろうと考えたくもなりますが、嘆いても仕方ない。

前を向いた話をすると、まちに住んで良かった、というお得感を適切に還元していく必要があると考えます。お得感は、もちろんモノやお金ではなく、心の満足感。

 

んでもって、満足感がどう得られるかは、実際にみんなに対して問を立ててみないと分かんないわけですね。

ポートランドマンセー、エアランゲンマンセー。じゃ真似しよう! では、いいとこは行くかもしれませんが何処かで瓦解する気がします。

 

というわけで、本著の内容は、まちづくりの参考とさせていただきます、という解釈に留めておきたいと思います。

 

ここまで読んだ方には恐縮ですが、私の話には根拠が全くありません。