ホワイト企業もブラック企業も存在しない
今週のお題「自己紹介」
私はむかーし、雑誌のライターをやっていた。
とは言っても、プロダクションに所属する雇われライターだ。要はリーマンだ。
働きやすいプロダクション(ホワイトプロダクション)もあったが、電通も真っ青の残業と徹夜で、本当に死のうと思うくらい追い込まれるプロダクション(ブラックプロダクション)もあった。
その時、いつも「ホワイトプロダクションは良かったなぁ。。。」と思い出したものだ。
ホワイトプロダクションは倒産したため、辞めざるを得なかったのだが、それでも働いてる中では、やれ給料が安いだ、待遇が悪いだ、不満を止めどなく放言したものだった。そこが、所謂「ホワイト企業」と気づかず。
結局ブラックだ、ホワイトだ、というのは相対的なものでしかない。
物差しをどこに当てるか、の問題だ。
私が後日認識するに至ったホワイトプロダクションも、本当の意味でホワイトだったかなど分からない。
300万円の年収はホワイトなのか?と。
(ちなみにブラックプロダクションは200万円弱だった。世のライターの多くはかなり給料が安い。劇団員みたいなところがあって、なりたい人など履いて捨てるほどいるからだろう。)
さて、そんな私は、今、公務員をしている。
私の眼鏡を通すと、公務員はホワイト企業だ。ただし、その内に、漆黒という言葉では表現もできないほどの黒い闇が存在していることも感じている。
その黒と対峙するのは結構覚悟が要求される。
やっぱり企業カラーなんて分からない。