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「白鵬、日本国籍取得の意向」を考える


白鵬、日本国籍取得の意向 将来「白鵬親方」誕生へ - 大相撲 : 日刊スポーツ

 

力こそ全ての角界で、長年綱を張ってきた白鵬

異常な強さと、日本人の卑屈さが相まって、冷遇されてきた感がある。他に例を見ない功績に、人は目が慣れすぎてしまったのだろうか。一時期の露骨な日本人関取に対するコールなど、正視に耐えない場面がここ数年は特に多かった。

遊離軟骨による痛みなど、身体の不調は紛れもなくあるが、ここ最近の復調は本当に嬉しくある。

 

そんな白鵬が(真偽はとかく)記事の通り、日本国籍を取得するという。国籍を変えるというのはとても重い決断であったに違いない。

日本は侵略の歴史がないので、国家に対する強い思いはあまりないのかもしれないが、例えばユダヤ人であったり、イスラム圏であったり、国家の動静が常に他者によって脅かされてきた人々にとって、国籍を変えると言うのはとても辛かったと思う。

中国の文化革命のように国家に辟易したのではなく、仕方なく国籍を変えた訳なので、そこはもう少し想いを汲み取って欲しいなぁと考える。

 

確かに、相撲という伝統を守る中で、国籍というのは重要な問題だったのかもしれない。

ただ、国籍とはある意味、人間という枠組みの中の抽象概念であり、妄想(国籍を証明する術は、一般的に書面上の話でしかない)である以上、そこに拘泥することが本当に正しいことなのかは疑問が残るような気がする。

国籍が、相撲の本質を歪めてしまうとは思えないのだ。

そうした意味で、引いた白鵬は土俵外でも素晴らしいと称賛したくなるが、これを当然と思うメンタリティを、日本人や相撲関係者は持ってほしくないと、一外野として強く思う。

 

今日も偉そうにすいません。