シコウノイッタン

読んだ本や、映画の話など、偏見だらけの話をつらつらと

志ん朝落語の好きなとこ

まぁこの辺は意見が分かれますし、不毛な議論を避けたいところでありますが、

私の好きな志ん朝のところは、やっぱりサゲの部分。

 

すごくあっさりしているところ。
初見の人は、噺が終わったのか、終わってないのか分からないんじゃないかと思う。

一方で、すごく溜めに溜めて、どーんと最後を語る落語さんもいる。
でも、それって時にあざとく映るし(ほとんどの人はサゲを知っているわけで)、なんとなく興ざめをしてしまうときがある。

落語は話芸の一つであって、そうした感情を抱かせるというのは、やはり芸として未完成なのかなって思うときがある。

そうした意味で、志ん朝の落語は、一種の極致にあるのかなぁと深夜のたわごとでございます。