シコウノイッタン

読んだ本や、映画の話など、偏見だらけの話をつらつらと

夢になるといけねえ(橘蓮二)

夢になるといけねぇ

夢になるといけねぇ

年末ですね。
今年はお仕事の勉強ばかりしていて、全く落語に触れていなかったのですが、ジリジリやっていきます。
年明けには引っ越して、末廣亭が近くなるので、楽しみです。

突然ですが、表題の本がとても欲しいです。
噺家さんの写真と言えば、橘さんなんでしょうね。
(素人なもんで、他にもいらっしゃるんでしょうが)
舞台を覆う黒がりに、噺家さんの顔が浮かぶようなあの写真。たまりません。
表紙の小三治師匠もたまりません。

私が最近思うのは、古典文化の再興の可能性です。

生きづらさすら感じる現代に、娯楽の少なかった時代の娯楽に人々の興味が収斂していく……そんな皮肉にも似た夢想を描きます。

いずれにせよ、生きづらさはこれから改善しないでしょ。これは確かです。
なので昔から叫ばれるように、いずれかの段階で、モノから質への価値観転換が行われると思います。

そんなときに人々の笑いや、談志師匠の言葉を借りれば、人々のエゴが肯定される。
そんな世の中になると、密かに期待しています。

今日も取り留めもなくなりました。すみまさん。