公務員に大事な忖度
忖度という言葉が、国の偉い人から出て、流行語ともなりそうな勢いだ。
確かに、一地方自治体職員として感じるのは、行政の仕事は忖度が大事であるということ。
忖度に忖度を重ねて発言する、文書を作る、政策を作る。これがきちんとできる公務員は有能だとされる。
ただし、有能な公務員が、正しい公務員であるとは限らない。
忖度が上手い公務員は、また忖度によって行動を縛られる。
仕事を上手く運ぶための手段の一つであった忖度が、目的とは言わないまでも、絶対の手段となり、本質的な問題解決から遠のく。
忖度は効率的な行政「運営」のための一つの事象、事実であるが、理想の行政の形でも、目的でもない。
何が言いたいかと言うと、忖度に疲れました。