【書評】『豊かさとは何か』暉峻淑子 〜短め、書き散らし〜
読みました。
といっても少し前に読んだので、忘れているところもありますが、良書ですね。これは。版を重ねているのもわかります。
メモ書きをもとに、感想を再構築しますと、、、
この本では、豊かさを3つの軸
①労働
② 社会保障
③経済(家)
から見ていく本だったと思います。
データが古いので、今読むと、時代が違う部分もあるのですが、
むしろ、日本って全然進んでいない、という感想すらいだきます。
今、一生懸命「働き方改革」なんぞやろうとしていますが、この本が書かれた1990年ごろから、すでに問題ははっきりと顕在化してたわけです。
「それを今更何を」感が……
あとは、印象的だったのは、日本人のストレスに対しての対処法の部分でしたね。
「酒を飲む」
「高速道路を飛ばす」とか時代感がある対処方法も在る中で、上位に来ているのが
「ひたすら耐える」でした。
このメンタリティは日本人の不健全さを表していますね。。。
話がそれました。
他に強く記憶に残っているのは、
自己責任論のところ。
自己責任という言葉がなんとなく無責任に使われるような今日このごろですが、社会や政治がしっかりした責任(セーフティネット)を果たした上で自己責任が初めて現れると。
新しい発見でした。
とりあえず、メモ書き