シコウノイッタン

読んだ本や、映画の話など、偏見だらけの話をつらつらと

【「仮想通貨とフィンテック: 世界を変える技術としくみ」を読んで】これから私たちのお金が変わる、、、かもしれない

 

 キンドルオーナーズライブラリーを利用していて、一番困るのが、読みたい本が見当たらないこと。
毎月毎月、結構吟味して、しょうもないクズ本を引き当てるときの絶望感たるや。

なので、最近、キンドルオーナーズライブラリーは読み捨てるものとして直感で選ぶことにしている。
はっきりいって、キンドルオーナーズライブラリーでの吟味は時間の無駄です(私見です)。

で、今回直感で選んだのは「仮想通貨とフィンテック: 世界を変える技術としくみ」。

キンドルオーナーズライブラリーは謎の苫米地さん押しをしているので、だいたいランキングのどこかでお目にかかれます。
苫米地さんはどうも謎多き人物で、私の中ではショーン・Kばりに素性の知れぬ人物として記憶されています。

まぁ彼のそんなパーソナリティはともかく、この本は結構面白いです。

アマゾンのレビューにも書いてあるとおり、最終章が面白いです。
仮想通貨の優位性(国際的な送金などの手数料、利便性など)が認知されてくると、これは一気に広まりそうだな、と。

以下は引っかかった部分のメモ。
・アップルペイの脅威。このプラットフォームにアップルマネーというアップルの仮想通貨が仮に出現すると、アップルの驚異的なシェアが現出する。

三菱東京UFJマネーは、1ポイント=1円。つまりビットコインなどと違って金額が固定化されている。つまりこれは、日銀ではない、一民間企業が、貨幣を作り出すということ。これは大変なことだ。円の法貨としての位置が揺らいでくる。

・苫米地氏は日銀は仮想通貨に乗り出すべし、という。

この部分だけでも結構面白い。
そのほかの部分も基礎知識としてすらすら読める。
変なフィルターをかけずにトライしてみたい一冊でした。

【本の評価】300円なら買ってもいい。