志ん朝の本で「もう一席うかがいます」という本を読んでいる。
山田洋次監督との対談の中で、渥美清について語る部分がある。
寅さんは、アラサーにはなかなか遠いものがある。国民的俳優と呼ばれながら、なかなかに世代を超えられていないのは気のせいじゃないだろう。
特に今の若い子なんか、スマホでいろんなものが完結してしまうので、芸事も含め、人間の機微まで考察を掘り下げるのが難しそうな気がする。
話を戻すと、フーテンの寅さんは、まさに役者だったらしい。生き方が役者。
噺家と一緒のように感じる。
相変わらずオチがありません。