シコウノイッタン

落語や社会、本など、偏見だらけの話をつらつらと

残業100時間しても

夢を見た。
電車で昔の上司にあったのだ。

私は昔、雑誌の編集プロダクションで働いていた。
業界の常だろうが、残業は毎月100時間を越え、給料もバイトより安いという、今で言うブラック企業であった。

おまけに人間関係も厳しく、人が毎月一人辞めていくという有様だった。

私もかなり精神的に参った所で職を辞すことになるのだが、あれ以降、あの業界に戻ることはないと決意している。

さて、夢ではたまたま電車に乗って、隣に座ったのが、めちゃくちゃキツイ上司だった。
ところが、私は彼女に対して開口一番、
「以前職場ではお役に立てませんでしたが、あの経験は貴重なもので、今でも感謝してます。」
と、伝えたのだ。

これは本心だ。
過剰な残業をこなせる様には人間の体は作られていない。
今、そんな働き方をしてる人も、どこかでそれは逃げ出したほうがいいとは思う。
ただその一方で、私にとっては、それが得難い経験として、自分をどこか強くしているように感じる部分があるようだ。

そうした意味での感謝なのだろう。

もちろん、人によっては不要な経験であろうし、それによって命を絶ってしまった人もいて、けして過剰労働を肯定するのではないが、自分がそういう捉え方をしていることを夢で教えられて、朝起きて不思議な気持ちになった。

仕事を辞めろ。というお告げなのかもしれない。