シコウノイッタン

読んだ本や、映画の話など、偏見だらけの話をつらつらと

【雑記】世界最小タフネススマホ「Unihertz Atom」購入~実用性皆無も男のロマン~

目次 クラウドファンディングで220ドルで購入 開封時のわくわく感がすごかった 動かし始めたら現実に引き戻される さぁ「Atom」を持ってドヤリングしよう! Z3compactも保険で購入。Atomをどこまで使うかは不透明 クラウドファンディングで220ドルで購入 知…

男性育休日誌2〜育休に入る前のアレコレ〜

育休取得のアレコレ 育休意向は2か月前くらいに伝えて、あとは調整、調整 正直、キャリアのことは考えた お金がない(休業補償金の振り込みタイミングには注意)! (繰り返し)お金を取るか、満足度を取るか 育休取得のアレコレ というわけで、私は8月~11…

男性育休日誌〜男もすなる育児といふものを〜

▼3ヶ月の育児休暇 ▼私(男性)の育児休暇中の家事ルーティン ▼育児+家事のダブルパンチはまじきつい ▼赤ん坊の成長を見れることは心を豊かにしてくれる ▼3ヶ月の育児休暇 8月中旬から3ヶ月間の育休に入りました。理解ある職場のお陰で比較的長い期間の…

【書評】『世界システム論講義』~教科書の行間にあった一つの事実

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫) 作者: 川北稔 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/01/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る 読みました(久々)。子育てが忙しく、なかなかままなりません。育児休暇を取得…

【寸評】その2 『幻の動物王国 悪い奴ほど裏切らない』―現代の人間の消え方「狂ってるのはどっちだ?」―

【とんでもない映画を見てしまった】 『平成ジレンマ』に引き続き、これまたとんでもない映画である。この映画は、千葉の某地域に住む、棄てられた動物たちをとにかく保護しまくる御仁のハナシである。ここに綴る言葉は、映像の前ではすべて霞むものである。…

【寸評】『平成ジレンマ』ータブーを超えてみたけどもー

現代社会の「タブー」には、どこか蠱惑的な響きがある。禁じられた人間の本能への挑戦とでも言おうか。 タブー (taboo) とは、もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行…

【書評】『哲学の最新キーワードを読む-「私」と社会をつなぐ知』小川仁志 –現代社会を取り巻く12のキーワード-

哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知 (講談社現代新書) 作者: 小川仁志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/02/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 公共哲学とは何か? なぜ今、考えなくてはいけないのか? 読みました…

【書評】『世界神話学入門』後藤明~どうして世界の神話は似てくるのか?~

世界神話学入門 (講談社現代新書) 作者: 後藤明 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/12/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 読みました。 世界各地に散らばる神話の異聞を比較していくと、さまざまな共通項が浮かびあがります。時…

【雑記】『夜と霧』読書会@ダーウィンルーム DARWIN ROOM(下北沢)

行ってきました。下北沢ダーウィンルーム DARWIN ROOM。 DARWIN ROOM落語会などは何回か足を運んでいるのですが、読書会は初めてです。多少臆するところはあったのですが、何度も読んでいる『夜と霧』なので、他の方がどういう読み方をしているのか気になり…

【書評】『それでも人生にイエスと言う』V・E・フランクル~君たちはどう生きるか~

それでも人生にイエスと言う 作者: V.E.フランクル,山田邦男,松田美佳 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 1993/12/25 メディア: 単行本 購入: 17人 クリック: 109回 この商品を含むブログ (92件) を見る 読みました。最近、『君たちはどう生きるか』が流行っ…

【雑記】ホワイトデー・バレンタインデーが義務チョコ(モースの贈与論)

今週のお題「ホワイトデー」私は若干コミュ障の気があるのか、、職場の関係をうまく築くのはあんまり上手ではありません。人見知りっていうと、聞こえは若干良くなりますが。 バレンタインデーは義務チョコだ さて、そんな私でも毎年バレンタインデーには「…

 【書評】『豊かさとは何か』暉峻淑子 〜短め、書き散らし〜

豊かさとは何か (岩波新書) 作者: 暉峻淑子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1989/09/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (29件) を見る 読みました。といっても少し前に読んだので、忘れているところもありますが、良書で…

【書評】「今の科学でここまでわかった 世界の謎99 」〜逆にわからなくなる、不思議な読書体験〜

今の科学でここまでわかった 世界の謎99 (ナショナル ジオグラフィック 別冊) 作者: ナショナルジオグラフィック 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社 発売日: 2018/01/29 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 読みました。私は「ム…

【書評】『不平等論』ハリー・G・フランクファー卜 〜他人の定規で生きていないか?〜

不平等論: 格差は悪なのか? (単行本) 作者: ハリー・G.フランクファート,Harry G. Frankfurt,山形浩生 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/09/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る 読みました。やや言い回しは難解なものの、言って…

残業100時間しても

夢を見た。 電車で昔の上司にあったのだ。私は昔、雑誌の編集プロダクションで働いていた。 業界の常だろうが、残業は毎月100時間を越え、給料もバイトより安いという、今で言うブラック企業であった。おまけに人間関係も厳しく、人が毎月一人辞めていくとい…

「楽しむための万人性のパラドクス」

headlines.yahoo.co.jp 「楽しむための万人性のパラドクス」と私が勝手に名づけている事象があります。「楽しむ」、という領域のプロダクトにおいて、「万人」のために何かを作ることは、かえって「万人のためにならない」という事象です。公園を例に挙げま…

【落語】「甲府い」あらすじ

私、「甲府い」という話が好きなんです。高座でかかっているのは未だ見たことがありませんが、古今亭志ん朝師の「甲府い」は何度も見ます。 youtu.beこの噺が好きな理由は、とても爽やかだからです。余韻がとてもいい。「男はつらいよ」は、最後に寅さんが旅…

【書評】『忘れられた日本人』宮本常一 ~日本人のタイムライン〜

忘れられた日本人 (岩波文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1984/05/16 メディア: 文庫 購入: 49人 クリック: 366回 この商品を含むブログ (218件) を見る 近所に、「クラリスブックス」っていう素敵な古本屋があるんです。 東京 下北…

【落語の話】落語を鑑賞するときに気をつけたいマナー

http://temita.jp/twitter/56412寄席にはたくさんの人がいるので、鑑賞のマナーについてイライラしてしまうこともあるのですが、概ね上記リンクの通りだと思います。老人会だろうか。 集団で座っている高齢の方などは特に私語がうるさいことが多い気がします…

【書評】『日本軍兵士ーアジア・太平洋戦争の現実』〜排除された現実〜

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 作者: 吉田裕 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/12/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 読みました。良書だと思います。私は、今、戦争体験者の記録映像を制作しているので、…

体罰のない世界

www.huffingtonpost.jp 体罰のない世界を考える 私の好きな角界も含め部活動の場など、体罰について色々と議論がされています(上のリンクはそんなに意味がなく、なんとなく貼っているだけです)。体罰について「良い・悪い」の二元論で話をするとなると、もう…

【落語のハナシ】平成29年12月19日 立川談笑一門会 於 武蔵野公会堂

平成29年12月19日に吉祥寺、武蔵野公会堂で開催された「立川談笑一門会」の記録。

イノベーション、イノベーションうるさいんだよ。

headlines.yahoo.co.jp 仕事柄、まちづくりとか、コミュニティビジネスとか、そういうものに関わっている人とお話する機会が結構あります。その中で、たまに「イノベーション起こそうよ」みたいな軽口を叩く人がいるんですが、そういう人は苦手です。その発…

【書評】『科学者と戦争』池内了 ~科学者と平和とは~

科学者と戦争 (岩波新書) 作者: 池内了 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/06/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 読みました。日本の軍学共同研究化が進みつつあることへの警鐘を鳴らす本です。著者は科学の持つ力(使い方を誤れば…

【思考メモ】正義は正しいとは限らない-相撲のゴタゴタから飛躍して私生活を考える-

seigiwww.nikkansports.com 相撲が揺れに揺れています。正直、一ファンとしても戸惑っています。多分、本質的な「正義」は貴乃花親方の方にあるのだと、私は思っています。相撲という縦社会の中でこれまで「くらわし」という慣習があったとはいえ、その範疇…

【雑記】「肌色」を「うすだいだい色」と呼ぶ時代

肌色はどこへ行った? 聞いた話なのですが、今、教育の現場では、「肌色」の色鉛筆がないそうです。では「肌色」はどこに行ったのか?というと、「うすだいだい色」という名に姿を変えたとか。もちろん、これはご明察のとおり、人種配慮の観点からの変更です…

雑記【話題の吉祥寺「ココマルシアター」へ】

以前にも少し書いたのですが、吉祥寺にできた話題の映画館、「ココロヲ・動かす・映画館 ◯(通称:ココマルシアター)」が完成したとのことで、行ってきました。いろいろネットで言われているけど、実際どんな所なんだろう、的に書いたつもりなのですが、とっ…

【「スノーデン 日本への警告」を読んで】 現代型パノプティコンへの道

スノーデン 日本への警告 (集英社新書) 作者: エドワード・スノーデン,青木理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/04/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る 読みました。キンド…

【「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること 」を読んで】自治体の新しい教科書

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る 読みました。実に丁寧に、これから日本社会に起こりうることが記述されてい…

保毛尾田保毛男について、私がゲイの方から聞いた言葉

news.yahoo.co.jp なんだか、この論争が終わらずヤキモキします。実は先日、LGBT当事者によるシンポジウムを聴講してきました。その場では、シンポジストでもあるゲイの方が、保毛尾田保毛男について語っていました。そこで語られていた言葉こそが、メディア…